物語蒲団締め (四神)  本町太鼓台





四神しめ
この締は 方角を司ると言われてます神獣と龍を組み合わせた 蒲団締めです。

この物語蒲団締は下絵が八枚になり、すべて一枚ずつ図柄が変わります。

龍と玄武 二枚
  玄武は、胴体は亀、顔は蛇のような絵が一般によく書かれてますが この締は
  蛇と亀を分けて書いて,龍と蛇 龍と亀に仕上げてます。
龍と鳳凰 二枚
龍と青龍 二枚
  青龍は飛龍に仕上げてます
龍と白虎 二枚となります。

また 四神ですから取り付け位置も決まります。

よく見かけるのは大相撲中継を見て頂くと、四隅に4色(四神)の房を吊ってます。
昔は四本柱に4色の布が巻かれていたそうで吊り屋根になり房になったそうです。



よくご覧頂くと分かりますが 所々に様々なアイデアを取り入れて制作してます。
プラチナ箔の目玉
  虎の目は24K金箔を貼ってますが
  この飛龍の目玉はプラチナを貼ってます。


私どもでは、他に無い図柄を考案し 尚且つその土地の太鼓台に合った
蒲団締めに仕上げることが出来ます。違和感は全くありません。
西側から見た締め  西側から見た締め

南東から見た締め
 南東から見た締め

 見る角度により図柄は変わりますので

 様々な 顔が見えます

 私はいつも制作する際 頭の中で形を考え

 想像で制作します。ですので下絵は

 不要ですから あまり書きません。


 この2枚の下絵は、自治会の方に説明する

 下絵です、2枚しか書いてないので・・・。

 左画像は、龍と蛇の制作途中です。

 先ず龍を1匹 通常の締めのように制作します。

 その上から 蛇を絡ませていきます。

 龍の上に乗せるだけなら簡単ですが、からませて

 いくとなると 龍を制作する時点で絡ませた立体感

 を想像して制作しないと うまく合いません。


 龍頭横の 赤線部分は 蛇の尾が巻いてる

 ように作ってます。

集合写真


自治会内でお披露目致しました


本町太鼓台のHPに綺麗な画像があります こちら



豊浜に昔からある締めを紹介します
須賀しめ

豊浜町には 昭和初期頃制作されました須賀太鼓台締めのように 締1枚の中に、二匹(龍と鷹)の
野獣が入っている作品が昔から存在します。
これは 山下氏(故人)がアイデアを考えた逸品です。

最近は この龍と鷹の図柄を真似たり少しアレンジして制作されてるのを見かけます。




濱西しめ

また 豊浜町港町太鼓台(旧 西濱)の先代の締のように 一般には締の場合下絵は二枚ですが
この締のように下絵四枚というのも昔からありまた。

特に右側の図案は 細身の龍で帯びに巻き付いた様で 私の好きな逸品ですし、私も制作するのは
得意とする形です。



縫箔小山